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■試合結果(第3日目)

update : Mon, Dec 25 2017 17:23:20(JST)

第3日目(5/5)第1試合

鹿沼東高校54131671小林高校
924
1316
1915

| 個人データ | スコアシート |

 第1Q小林が12番小林のミドルポストからのジャンプシュートを決める。対する鹿沼東も7番野崎のドリブルインで反撃。しかし、カバーリングの巧みな小林が鹿沼東に楽なシュートを打たせず、小林5番楠本のドリブルインや9番猪崎の得点を重ね、第1Qをリードした。
 第2Q開始早々、小林12番小林のドリブルイン・9番猪崎のカットイン・5番楠本の3Pシュートで加点。25−15とリードされたところで鹿沼東がタイムアウト。鹿沼東はディフェンスを2−3ゾーンに変え、何とか流れを変えようとするが、小林の多彩な攻撃に点差を広げられ、前半40−22で小林高校のリードで終了した。
 第3Q鹿沼東は3−2ゾーンで何とか流れを変えようとするが、小林にスティールをゆるし流れを変えることができない。鹿沼東4番高崎・7番野崎・8番松枝がシュートを試みるが、小林のディフェンスが激しくて得点ができない。それでも、鹿沼東6番高橋の連続3Pシュートで得点するも、小林はスティールからの速攻や6番山下・9番猪崎のシュートで加点し、得点差は56−35の21点差となり第3Qを終了した。
 第4Qは鹿沼東4番高崎のゴール下や3Pシュート・8番松枝の3Pシュートで得点するが、小林は激しいディフェンスから次々とスティールを決め得点する。結局最後まで得点差は縮まらず、小林が71−54で勝利を収めた。
 小林高校のマンツーマンディフェンスは、移動すると5人全員のディフェンス位置が変わる、チームディフェンスの見本となるすばらしいディフェンスだと思った。マンツーマンディフェンスであれ、ゾーンディフェンスをするチームであれ、小林高校の姿勢を大切にしたいと強く感じたゲームであった。

鹿沼東
4番高崎13P、5番高村10R、6番高橋19P、8番松枝15P

小林
5番楠本15P、9番猪崎17P、11番吉田10P、12番小林19P・8R

第3日目(5/5)第2試合

新潟商業高校1002837126三一商業高校
1630
2829
2830

| 個人データ | スコアシート |

 今大会NO1のビックセンター218cmのハンスーチンを要する三一商業に試合巧者の新潟商業が挑む。
 両チームともにハーフコートのゾーンディフェンスでゴール下の守りを固めゲームが始まる。新潟商業は11番斉藤のドライブインで先取点をとるが、高さを武器に外角からのシュートをリバウンドで三一商業は得点を重ねる。新潟商業は早い展開から4番熊倉が3Pで応戦するが、三一商業は第1Qを37−28で9点のリードで終了した。
 第2Qに入ると新潟商業に細かいミス目だち始め三一商業に点差を広げられる。36−46と10点のリードを許したところで新潟商業はタイムアウト要求した。チームの立て直しを図るが、その直後から三一商業は3本の3Pを含む7連続ゴールで大勢を決めた。前半は67−44の23点差で三一商業のリードのまま終了した。
 サイドの変わった後半、新潟商業は3Pを連発してなんとかくらいつきたいところ。しかし、三一商業は13番ハンスーチンが平然とスタンディングダンクを決めゴール下に仁王立ちであった。選手を入れかえてもそのオフェンス力は衰えることなく、第4Q残り7分で100点に到達した。メンバーそう入れかえの余裕を見せながら試合を決めた。三一商業は4本のダンクシュートに3Pシュートが19本の大量得点であった。
 韓国のお家芸のシュートにゴール下の力強さを加えた三一商業の圧勝であったが、最後まであきらめずボールを追った新潟商業のファイティングスピリッツにも拍手を送りたい一戦であった。

新潟商業
4番熊倉26P・10R、5番阿部15P、11番斉藤16P、12番緑14P、16番佐々木21P

三一商業
10番ペックチュイック12P・8R、11番パクウーヨン36P、12番アンソンスー9R、13番ハースンチン15P・7R、21番ユーヒーソン16P、22番ユンスンシック10P

第3日目(5/5)第3試合

能代工業高校11635966鹿沼東高校
2227
3911
2019

| 個人データ | スコアシート |

 第1Q能代工業7番内海の3Pでスタートした。鹿沼東は能代工業伝統のオールコートゾーンプレスの前にボール運びに苦しみ、簡単にはシュートを打てなかった。それに対し能代工業は5番高久のローポストプレイ・9番高橋のスティールからのランニングシュートなどでいきなり11連続得点をする。鹿沼東は4番高崎の3Pでようやく反撃を開始するが、流れを変えることができない上にファールがかさみ、能代工業にフリースローの得点を許してしまう。22−3となったところで鹿沼東ベンチはたまらずタイムアウトを取るが、能代工業の攻撃は止まらず、35−9の大差で第1Qが終了した。
 第2Q能代工業はメンバーを全員入れかえてスタートする。鹿沼東はようやく楽にシュートを打てるようになり、4番高崎のハイポストからのジャンプシュートや5番高村のリバウンドからのシュートなどで得点した。能代工業も13番宮城のスティールからの速攻・16番梁川の3Pなどで激しい点数の取り合いとなるが、結局57−36の能代工業21点の大量リードで前半を終える。
 第3Q再びスターティングメンバーに戻した能代工業は激しい攻撃を見せる。4番黒政のハイポストからのジャンプシュート・5番高久の速攻からのランニングシュートなどで連続18得点をし、一挙に鹿沼東をつき離した。中でも圧感だったのは9番高橋の3Pで、第3Qだけで7本を決めた。鹿沼東はやはりゾーンプレスを攻めあぐね、8番松枝の連続3Pなどで反撃するが、能代工業に追いつくことができず、96−47で第3Qを終了した。
 第4Q能代工業は第2Qに引き続き全員メンバーを入れかえてのスタート。鹿沼東は能代工業の早い攻めに対し、ファールが多くなり、フリースローでの得点を許してしまう。しかし、4番高崎の速攻や7番野崎のドライブインなどで必死にくらいついていった。能代工業もたくさんシュートをするものの、なかなか決まらない。その間に鹿沼東は5番高村のポストプレイで追い上げようとするが、結局大差を縮めることができずに試合終了となった。
 能代工業のオールコートを走り回る早いバスケットの良さが、光るゲームであった。派手なプレーや難しいプレーは少なくても、基本の積み重ねで強くなれるという、小中学生に参考にしてほしい試合であった。

能代工業
5番高久20P・7R、7番内海17P・8R、9番高橋26P、14番二田8R、16番梁川10P

鹿沼東
4番高崎23P、5番高村14P・9R、8番松枝20P

第3日目(5/5)第4試合

市立柏高校792631111新潟商業高校
1123
2428
1829

| 個人データ | スコアシート |

 第1Q両チームマンツーマンディフェンスでのスタート。新潟商業は4番熊倉の3Pなどで、一時10点のリードを奪った。市立柏は、途中からポイントガード12番朝倉を入れてリズムを変え、5点差に追い上げ26−31で第1Qを終了した。
 第2Q市立柏はセンターの5番太田で点が取れずに苦戦、たまらずタイムアウトを取った。スリークウォーターからのディフェンスを変えてみるも、新潟商業は1年生17番竹内の3Pなどで点差を広げ37−54の17点差をつけて前半を終了した。
 第3Q11番斎藤のドライブインや3Pなど活躍で45−68と点差を23点に広げた。市立柏は、センター5番太田をさげ6番副島を投入した。変わった副島はゴール下シュートや3Pを決めるなどして一時18点差まで詰め寄るが、61−82で終了した。
 第4Q市立柏は6番副島をスタートから起用。5番太田もゴール下で踏ん張りを見せるが、新潟商業の勢いは変わらず、結局79−111の大差で新潟商業が大勝した。
 この試合では、新潟商業11番斎藤(2年)・17番竹内(1年)の1・2年生コンビの活躍がとても光っていた。

市立柏
4番星野11R、5番太田23P・18R、6番副島14P、7番青木14P、8番清水11P

新潟商業
4番熊倉25P・10R、5番阿部14P、11番斎藤30P・8R、12番緑21P、17番竹内21P・7R

第3日目(5/5)第5試合

三一商業高校953130130能代工業高校
2329
2024
2147

| 個人データ | スコアシート |

 序盤、能代工業は9番高橋・7番内海・8番富田の鮮やかな3Pで16−2と主導権を握った。4分過ぎに三一商業の13番ハンスーチンがダンクシュートを決めてから、ムードが盛り上がり11番パクウーヨンを中心に得点を重ね19−21と追い上げた。その後、一進一退のまま31−30で三一商業の1点リードで第1Qを終了した。
 第2Qに入り、両チームのディフェンスのプレッシャーが激しくなっていく。その中で能代工業5番高久は、リバウンドや速攻への参加など、闘志をむき出しにプレーする姿は光った。第2Q終了5秒前に三一商業ベンチテクニカルファールで、能代工業7番内海・8番富田がきっちりフリースローを2本ずつ沈め、59−54で前半を折り返した。
 第3Qは両チームともボールへの執念や攻防の切り換えの速さで拮抗した場面の続いたが、能代工業がゾーンプレスディフェンスからパスカット、7番内海・8番富田の3Pなどで徐々に差を広げていった。三一商業も13番ハンスーチンのゴール下でのターンシュートやダンクシュートで巻き返しを図ろうとするが、単発に終わり74−83で9点のビハインドで終了した。
 第4Q、開始早々能代工業7番内海がファールアウトするものの、代わって入った6番土崎が気合の入ったリバウンドから5番高久が走り込んでレイアップを決めるなど徐々に能代工業ペースになっていく。三一商業もプレッシャーの強いディフェンスで流れを引き戻そうとするものの、ファールトラブルにより相手にフリースローを与えてしまう。結局第4Q終始ペースをつかんだ能代工業が130−95で勝ち、全勝で優勝を決めた。

三一商業
6番チョンスンウォン20P、10番ペュクチュイック10R、11番パクウーヨン16P、13番パースーチン18P・9R、22番ユンスンシック11P

能代工業
5番高久32P・20R、7番内海24P(3P6本)、8番富田27P(3P3本)、9番高橋33P(3P9本)・7R